7月31日 午前中
北大阪予選の決勝。スマホでスコアを確認すると9対0という大差。さすがとしかいいようがない。ご近所さんに期待もしたが、やはりクジ運もあったのだろう。すぐに10対0と切り替わった。しかし、6回表に学院大も気を吐く。2点返した。やるやん。ようやく帰宅してテレビをつけた。21対2の表示。一瞬、見間違えたかと思った。我が目を疑うとはこういう瞬間を指して使うのだろう。視力が落ちたか、目が疲れてにじんでいるのかさえ、本当に思った。わずか数刻の間に何が起こったのか。数字は真実だった。結句、一挙、13点の猛攻。23対2の終局。1985年の決勝戦、PL学園の17得点を上回る快挙。史上最多得点を23年ぶりに更新して試合は決した。1985年といえばkkコンビが全国制覇を果たした最も有名な夏の甲子園大会の年といって過言ではない。甲子園は清原のためにあるのかという名言も残した。あれから23年。節目の記念大会に桐蔭の戦闘準備は万端に整った。明徳、天理の不出場に一時、気が滅入ったが、前を向こう。目の前には桐蔭の野球がある。これで、全校、出そろった。一応、個人的な注目校を記しておく。岩手、花巻東。宮城、仙台育英。栃木、作新学院。茨木、土浦日大。群馬、前橋育英。北埼玉、昨年の王者、花咲徳栄。南神奈川、横浜高校。石川、星稜。西愛知、愛工大名電。和歌山、智弁和歌山。京都、竜谷大、平安。つかれた。あと、報徳、済美、高知商業、広陵と名門が続く。せごどんブームでのっている鹿児島実業もいい。おっと、沖縄は興南ですか。史上最多56校の意地と張りのぶつかり合い。この日のために眠い目をこすり朝練にでかけ、5円はげもなんのその。野球をやりたいがために髪の毛を刈り、泥と汗にまみれ白球を追いかけてきた。その成果が試される。もうとにかく全試合テレビとがっぷりよつで取り組もう。観に行けたら行こう。いや、これは果たせないパターンだ。きっちり予定して観戦ツアーを組もう。西へわずか20キロだ。耳をすませば金属バットのカキンも聴こえてくるというものだ。さあ、はじまる。甲子園は8月5日に開幕する。