3月31日 朝
1月は行く、2月は逃げる、3月は去る。気づけば4月。花はちょうど今が満開。どろつくどんの散財やってる奴があるかと思うと、家族連れで静かに花を見てるひともあります。また、べろべろに酔うてへたばってへどついてる奴がある。喧嘩がはじまってる。千差万別の春絵。と百年目の一コマで時節を描写してみたが、今、日本がどのような状況か、アホ野党はまるで分っていないどころか、変わらず極限のアホさ加減満開でほろ酔い花見気分そのものだ。開いた口はいつになったら塞がるのかしら。その昔、マネーの虎という番組があった。当時の成功者がのちの成功者を育むという骨太の主旨ではじまったと記憶しているが、その中身はお笑いそのものだった。無能経営者の見本市というような装いは2018年現在を慮ればおのずからその答えも導かれるというものだ。さんざん叩かれたうどん店経営志望者のアイデア、さぬき風セルフうどん店はその後、つかぬ間の時を経て、世の中を席捲した。既存のアイドル(スマップ)を否定し、箱で育てる女性アイドルを提案したプロダクション関係者のアイデアは完ぺきに実にまさにどんぴしゃりにAKBビジネスそのものだった。現在、世の中に普及したさまざまな創造性が無能エンジェルたちによってことあるごとに目を摘まれた番組--それがビジネスの本質だ、といわれれば返す言葉もないが、あの当時が21世紀の日本の行くすえに沿うことになるとは。ちょうどそのころ、松本人志氏が著作で量販店ドン・キホーテに触れていた。長くなるので割愛するが、まるで自分一人が思いついたかのような幼稚な発想で、年若の自分ですら呆れてしまうほど、あまりの未熟な文章にファンをやめたくなったことを覚えている。そのとき、おもった感想で表現すると、思いつくだけなら100万人ぐらいは思いつくだろう。あんたのほかに99万9千9百99人は思いつくちゅうこっちゃ。というようなこちらもまた稚拙な感想だった。その骨子は実際に行動するかどうかにかかっている。ドン・キホーテを例にとるならば、人生を賭して出店できるかどうか。そこまで本格でなくともデメリットを秤にかけて経営できるかどうかがアイデアの要点なのだと思う。歴史に、もしはないといわれるが、もし、あの席に孫まさよし氏が座っていたならば、また別の違った未来が訪れていたのかもしれない。松下イズムや本田イズムの継承ではこの国にふたたびはないし、もっというなら、ふたたびという発想そのものを捨てなければならない。この国は新たなステージを迎えた。先日、新年度の予算が定まった。総額97兆7128億円。6年連続で過去最大を更新した。内訳をみてみると、社会保障が32兆9732億円。地方交付税交付金15兆5150億円。公共事業5兆9789億円。科学振興5兆3646億円。防衛5兆1911億円。国債23兆3020億円。予算は2月には衆議院を通過していたが、アホ野党が参院予算委員会の質疑を欠席したり、予算委員会で別の質問をしたり、予算委員会でこれでもかと無能ぶりを発揮したりして大幅に遅れた。ある専門家の試算によると、この国はこの1年で国会審議の経費400億円弱をどぶに捨てたという。シャープしかり、東芝しかり、昔の成功体験にしばられ行動力を失った甚六たちよ。硬直した頭からは時代を変えるアイデアなど生まれるはずもない。おれは変えてやる。滅びる道は選ばない。