12月27日 朝

1週間ぐらい前の日経に2016年度の一人当たりGDPが載っていてOECD35カ国中、日本は18位だった。統計をさかのぼることのできる1984年以降で最高位は2000年の2位。最低位は一昨年の20位。1位のルクセンブルクに続いて上位の多くは人口の少ない小国で、6位米国を筆頭に先進7カ国のなかで13位カナダ14位ドイツ16位英国に次いで日本は5番目に位置している。これをどう読み解くべきか。一応、20位フランスのうえにはあるが日本の経済力からすれば少し寂しい。いっぽうで人口が多く経済発展のめまぐるしい支那、インドの一人当たりGDPも伸びてきており、日本の39000ドルに対して、支那8124ドルで10年前の4倍、インド1709ドルで10年前の2倍と成長率を高めている。円高、ドル安を背景にした昨年度とは違い、おそらく2017年度の統計ではもう少し下がるはずだ。もしかすると最低位を更新するかもしれない。よく拝見させてもらっているブログに「外から見る日本、見られる日本人」がある。先日のエントリーで最近の日本人の金銭感覚を取り上げられていた。それによると、10数年前まで日本人だらけだった居酒屋がすっかり地元民に入れ替わっているという。その理由は、金がない、外食は高い。バンクーバーでは1000円で飲食できるものといえばファーストフードがぎりぎり、ラーメンも無理という。確かに日本人の感覚からすれば高すぎるきらいはあるが、要は日本人の金銭感覚が変わってしまったことに尽きると記事は提言している。ラーメンは高くてもピザは安い。日本は逆。その感覚でいくと、確かに金銭感覚はめっきり変わってしまった。先の一人当たりGDPが示すように今の日本人にダイナミズムを求めるのは難しい。その根本には価値観の推移があり、それを後押しするように精神的支柱であった日本経済の低迷がよりいっそうの拍車を促した。日本人はすっかり変わってしまった。かといって、嘆く必要もない。また、変わればいいだけだ。先般、97.7兆円という来年度の国家予算がまとまったが、それに比して新規国債発行額は減っている。税収も好調だ。一説によると戦後2番目の好景気は持続中という。庶民に実感はなくとも儲かっている連中は多いということだ。働いて金を稼ぐという時代は終わったのかもしれない。もっというと働くという概念が変わったのかもしれない。以前はひたいに汗してなど、苦痛のイメージで語られた労働スタイルも昨今は頭脳を駆使してが浸透してきているように思う。お金の実感はもはや紙幣にはなく電子マネーや仮想通貨といった数字に置き換わってきたようだ。クレジットカードの利便性をおぼえると財布は無用の長物に過ぎない。重いしかさばる。キーケースがカードキーに切り替わり、指紋認証や顔認証といった生体認証が主軸となる日も近い。いずれキーもなくなる。当時を思い返せば、たばこ、ライター、キーケース、財布、携帯電話の5種が必携品だった。めんどうな時代だ。グーグルの次世代型開発はスマホをも駆逐するだろうし、もしかするとカードを持ち歩くことすら必要なくなるかも。そうした時代の訪れを感じていれば、将来に悲観すべき理由もない。
posted by せつな at 07:57Comment(0)日記