12月3日 午前中

川崎フロンターレの逆転優勝で今期Jリーグの幕が閉じた。テレビで観ていたのだけど不覚にも涙してしまった。なんという劇的なクライマックスか。勝ち点71の鹿島に対し、69の川崎が二部降格の大宮に5対0の圧勝。一点差の勝利でも優勝の鹿島は最後まで磐田のゴールをこじ開けることなくまさかの引き分け。得失点差で上回った川崎が優勝した。ピッチ上に溢れ出る歓喜の瞬間、その喜びようは胸を打った。万年、2位といわれ続け、先ごろのルヴァンカップでも2位に終わった。川崎フロンターレは正直、ケンゴウのチームという印象しかなかったが、インタビュー前に沸き起こったケンゴウチャントは長年の苦労を如実に表すもので「タイトルを一度も取ることなく終わっちゃうのかな」と思ったという言葉の重みが会場を埋め尽くす万感のサポーターの涙を誘った。昨年までガンバにいたあべひろゆき選手の「来年、もうひとつタイトル取りましょう」のひとことがガンバファンには寂しく響いた。一転して鹿島のスタンドは見るのも忍びないような光景が広がっていた。水を打ったような静けさとどんよりした空気。選手がうつむき、サポーターがうつむき、狂喜乱舞にたなびくはずだった応援旗もしおれている。川崎の選手が風呂桶を掲げるシーンに首をかしげたひとも多いと思う。自分もそのひとりでなんのこっちゃと思っていたら、本物の優勝シャーレは鹿島戦のヤマハスタジアムに置かれていた。単にシャーレの用意が間に合わなかったからだそうだ。フロンターレだけにシャーレを模して以前につくられた風呂桶で代用。知ったとき、これにはぐっときた。それほど予想をくつがえす逆転優勝だったのだろう。勝者と敗者。しかし鹿島も負けたわけではない。それでも優勝の女神は川崎に微笑んだ。感動した。そして、やはり触れないわけにはいかない。我が闘将ガンバは最終戦も引き分けて13戦勝ちなしというクラブ記録を更新し今シーズンを終えた。すでに選手補強の動静がいろいろ発表されているが、なんと今期限りで退任する長谷川健太監督が昨日の対戦相手であるFC東京来期監督として複数年契約の合意に達したという。正式発表は後日になるというが、正直、寂しさはある。5年前、J2に落ちたガンバを万博に観に行ったのがはじまりだったからだ。もちろん大阪のチームとして応援はしていたがここまで関心が向くことはなかった。されど、これもリーグ戦の宿命というべきか、楽しみが増えたと前向きに捉えよう。ぶちかませ、いてこませ、青と黒の男やろ。
posted by せつな at 11:00Comment(0)日記