10月31日 早朝

日経平均が22000円越えを維持した。ITバブル期を彷彿とさせる上向き感といえる。今週末にはトランプ大統領の来日も控えており、日米友好を演出するだろう期待感と安定感から株価はさらに上昇すると見られている。米国では過熱感もあるが、トランプ大統領就任以来、株価はひたすら上がり続けている。そのなかにおいて、医薬品関連が下落傾向にあるという。理由はAmazonの処方薬参入。またしてもAmazonだ。ただ、医薬品関連は決済方法や規則が厳しく、参入障壁も高い。これは日米共通だが、特に米国の医薬品に対する品質基準は徹底していて日本の比ではない。個人的にサプリは米国産を利用している。Amazonの各業態参入に回転寿司を連想してしまった。くら寿司などは、もはやないものはないという商品展開をしている。メジャーなところでいけば、あとはお好み焼きぐらいか。もしかしたら似たような商品がすでにあるのかもしれない。米国関連で気になるニュースがもうひとつあった。大麻合法化の流れを受けて、マリファナ成分を含むジュースが発売される。マリファナ関連だけで1500億円の市場規模になるという。そのほかにはアナログ半導体市場の上昇がまだしばらく続く。以上、上記はすべてモーサテからの情報だ。早起きは三文の得とはよくいったもんで、朝の1時間をモーサテ視聴に充てると、日経新聞、ウォールストリートジャーナル、フィナンシャルタイムズを一読したに等しい価値を与えてくれる。今日で10月が終わる。ということは世界が滅亡しない限り、明日から11月となる。株にはアノマリーと呼ばれる故習がある。アノマリーで11月は株高の月といわれている。先ごろ、天皇賞でキタサンブラックが勝った。残すはあと二戦。勝負は11月にはじまり、師走の有馬で終わる。昨日、大阪で木枯らし一号が吹いた。昨年より一日遅いらしいが、ほぼ例年通りだ。今朝は少し寒くて震えている。武者震いというものか。
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10月30日 朝

週末の台風を二度もしりぞけた。今朝は日差しが柔らかく、じゃっかん風はあるが気持ちのいい青空が広がっている。選択肢の広がりに加え、物流網の発達のおかげで嵐の日も自宅で買い物を済ませることができる。とにかく自宅環境の構築に余念がないのが一点と、別に今日中に持ってきてもらうわけでもないので気兼ねがない。場合によってはピザなどの飲食物を台風の日に注文するひともいるだろうけれど、自分の場合は利用を躊躇してしまう。日ごろから備蓄とまでいかなくとも冷蔵庫以外の棚や引き出しにも気を使うようにしている。乾物、缶詰、インスタント、スープ系の粉末の類、シリアル、真空パックというところか。前述の買い物は食料品ではない、娯楽の部分が大半で、今もメール便も含め、いくつか待っている状態だ。外に買い物に出かけるほうがはるかに好きなのだけれど、実際、購入に至るのはネットのほうが多い気がする。こう立て続けに注文していると、正直、何を頼んだのか、いつ頼んだのか、何が届いていないのか、把握していない。それが、ちょっと楽しいというか、周期的に宅配ボックスを覗く習慣さえ忘れていなければ、忘れていた購入品はちょっとしたサプライズとなる。もちろん、小物に限るのだけど。またぞろ、本が溢れてきてチェストの上などを侵食しだしたので回転式の本棚を買った。これは要組み立てなので届く日を確実に認識しておかなければならない案件だ。回転ラックは今回を含めると三台目になる。当然、本棚はほかにもあるが、回転式が収納力、コスト、省スペース、手軽さでもっとも優れている気がする。これがいっぱいになると、もうほとんど打つ手はなくて、引っ越すか、本を減らすかしかやりようがない。けだし、ひとというのは何かを買って生活するしかない様式をここ何十年で確立した。よもや、この暮らしから離れることもままならない状況だ。しかも購入場所は減るどころか右肩上がりに増殖し競合し以前では考えられない値引き合戦と品質保証を繰り広げている。消費者は次々にあらわれる新製品なり、それにともなう廉価品などを買い求める。かつての大量消費社会が手を替え品を替え、ネット上で展開する世界だ。されど、ここで一石を投じるライフスタイルが登場した。断捨離をはじめとする持たざる暮らし。いわゆるミニマムライフの流行だ。これはやってみればわかるが非常にわかりやすくていい。物がないという前提で暮らすと絶対要と思っていたものが意外に必要ないことがわかる。この手の暮らし紹介で最近、感銘を受けたのが、アズマカナコ氏の「電気代500円。贅沢な毎日」という本だ。筆者は実際にあらゆる文明の利器に別れを告げ、たとえば、掃除機をやめて、ほうきで掃除をしたりしている。究極のエコライフがそこにある。強い憧憬と結句、自分は無理だなとする諦めの境地を教示してくれる指南書ともいえる。こうした動きに呼応するようにリユース、リサイクル、リデュースといった概念が伝播し、リユースショップも盛況を極めている。買い叩かれるのを想定しても、その場で決済できるのはとても楽だ。先日、押し入れで眠っていたオイルヒーターを1200円で売った。翌日、店頭での売値をみると4800円。数日後には売れていた。差額を考慮すると直接やり取りするほうがいいように思えるが、まさに仲介手数料と呼ぶべきムダも利便性の前には歯が立たない。率直にいえば、もっと便利な暮らし、もっとわずらわしくなくて、もっとのめりこめる生活を追及するタイプだと自分のことを理解している。横の広がりよりは縦への重奏を夢見ている。単純にたとえ豪邸であっても車ででかけるよりは高層ビルの上層で暮らし、そのビル内ですべてまかなえる暮らしを目標としている。台風とは無縁の起居。今もわりと理想に近いが子どものころ夢見た21世紀をいまだ追いかけている。こういうと、六本木ヒルズなどを思い浮かべるひとも多いとおもうが、どちらかというと5分後の世界のアンダーグラウンドに近い。もっといえば、それの超未来版というべき発想だ。夢でもたまにみる。23階にジム。40階に温泉旅館。87階にシャトル便の乗降駅があり、72階に野球場とサッカー場。98階に牧場。3階から16階まで伊勢丹。あと、大学と総合病院と、一瞬、九龍城を想像してしまったが、警察署や消防も備えていて、365日24時間施設警備員が1000人規模で常駐しているような。ビルの29階に滝が流れている某通信大手の社長室の話は聞いたことがあるが、もっとレジャー的というか、アイデアとしてはシンガポールのマリーナベイサンズに近くて、112階にプライベートビーチがあり、タイやヒラメや深海魚も泳いでいるような巨大集合住宅。当然、エレベーターは100基以上の完備が必要となる。エレベーターの概念を覆すような超高速で広々としていてシッティング式でカフェコーナーとレストルームも備えているような。そうして考えるとまだまだ便利な生活を手放す気にはならない。台風一過の空を眺めながらAmazon購入の某ケーブルを返品しようか迷っているが、一長一短というべきか。
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10月29日 午前中

大阪の府立高校を相手に高校三年の女子生徒が損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こした。事件のあらましは生まれつき毛髪が茶系にもかかわらず、度重なる染髪を強要され、精神的苦痛をおぼえたというものだが、闇は深い。入学時に女子生徒の母親が中学時代の実例を話し、配慮してほしいと訴えたが、学校側は聞く耳を持たず、おびただしい頻度で染髪を指示した。2年の二学期からは、ちょっと常識では考えられないが、4日ごとに髪を染めさせたという。染色のせいで、いうまでもなく頭皮はかぶれ、髪質はぼろぼろになった。毎日新聞によると、教師からは母子家庭だから茶髪にしているのかと中傷されたり、強要の際に過呼吸で倒れ、救急車で運ばれたこともあった。また、文化祭や修学旅行に茶髪を理由に参加させてもらえなかったとも。さらに続く。昨年9月には髪を染めないなら学校に来る必要はないといわれ、それ以降、女子生徒は登校せず、学校は4月に生徒の名前を名簿から削除した。ほかの生徒や保護者に対しては退学したと虚偽の説明をしたという。断片的すぎて、一概には判断できないが、個人的な憂鬱を回想しつつ主観を述べる。まず、大阪府教育委員会と当事者である懐風館高校は現在、係争中なので答えられないとしている。まったく。係争中とはいかがなものか。名前からなんとなく古風な学風なのだろうなと想像はするが、行き過ぎた教育はそれ自体が害悪と化す典型的な事例だ。学校側は、金髪の外国人留学生にも規則を適用させると説明しているが、果たしてこれは教育者の発言だろうか。犯罪として立証できる事案、はたまた国際問題にまで発展しかねない事案ではないか。髪染めの弊害を認知したうえでの物言いには到底思えない。将来、この女子生徒が早々に毛髪を失ったらどう責任を取るつもりか。おとなでも染髪による被害が浸透し、自然由来のごまかしが主流の昨今、子供の髪をあまりに雑に捉えすぎている。髪は身体の一部であり、そして、身体はこの子にとって親からもらった大切な唯一無二の財産だ。この一点において腹が立つ。ブリーチであれ、カラーリングであれ、黒染めであれ、毛染めだ。強烈な化学反応によって毛髪を変質させているに過ぎない。もしかすると一面かもしれないが、教師の発言が事実であれば、母子家庭だから髪を染めてるのか?と聞かれた瞬間、もし自分がこの年代なら、躊躇なくこの教師に殴りかかっているだろう。昔、ぼくらの7日間戦争という傑作があったが、あの陰湿さが今なお続いているとおもうとぞっとする。髪色、ピアス、刺青、ひいてはファッション、生き方、生き様。抑圧の果てに今の自分が存在するような気もするが、教師というものはたいていゴキブリと一緒だと思えば叩き潰すのもさほど勇気はいらない。たった220万の請求に地裁はどう答えるか。米国でも教師による似たようなひどいイジメがあった。サンディエゴの高校教師は厳格な学校規則を理由に女子生徒の訴えを聞き入れなかった。あのとき、陪審は1億4000万の支払いを命じた。くしくも今般の請求と似た数字、290万の損害賠償請求に対しての評決が1億4000万。女子生徒に平穏な日々が訪れることを祈るばかり、といえば詮無いが。
posted by せつな at 10:55Comment(0)日記